静岡のパーソナルジムが徹底解説!トレーニングシューズの正しい選び方|スクワット用とランニング用の違いとは?

目次

  1. はじめに:そのトレーニング、裸足やランニングシューズでやっていませんか?
  2. なぜトレーニング専用シューズが必要なのか?3つの理由
    • 理由1:ケガの予防|足元が不安定だと、膝や腰に負担がかかる
    • 理由2:パフォーマンスの向上|力をロスなく地面に伝える
    • 理由3:モチベーションのアップ|お気に入りのギアでやる気を引き出す
  3. 目的別シューズの選び方|ランニング用とトレーニング用の決定的な違い
    • ランニングシューズの特徴:衝撃吸収と推進力
    • トレーニングシューズ(ジム用)の特徴:安定性とグリップ力
    • 「ランニングシューズで筋トレ」が危険な理由
  4. 【深掘り解説】トレーニングの種類でシューズを使い分けるのが上級者への道
    • スクワット・デッドリフトで使うべき「リフティングシューズ」とは?
    • マシンや一般的な筋トレに最適な「オールラウンドなトレーニングシューズ」
    • HIITやスタジオレッスンもするなら「クッション性と柔軟性」も重視
  5. 静岡市民必見!シューズ選びのチェックポイント
    • トレーナーが教える!試着時の5つのチェックポイント
  6. パーソナルジムだからできる、あなたに最適なシューズ選びのサポート
  7. まとめ:最高のパフォーマンスは、最高のシューズ選びから始まる

1. はじめに:そのトレーニング、裸足やランニングシューズでやっていませんか?

「よし、今日からジムでトレーニングを始めるぞ!」

そう意気込んで、静岡市内のフィットネスクラブや私たちのパーソナルジムの門を叩く方はたくさんいらっしゃいます。ウェアやタオル、ドリンクを用意して準備万端。でも、一つだけ見落としがちな、そして非常に重要なアイテムがあります。

それは「シューズ」です。

「家にあるランニングシューズでいいや」「動きやすければ何でも大丈夫でしょう?」
そう考えている方が、実は非常に多いのです。中には、スタジオレッスン用の薄いシューズや、もっと極端な例では外履きのスニーカーをそのまま使っている方も見受けられます。

しかし、断言します。間違ったシューズ選びは、あなたのトレーニング効果を半減させるだけでなく、思わぬケガにつながる危険性すらあるのです。

この記事では、静岡のパーソナルトレーナーである私たちが、数多くのお客様のトレーニングを見てきた経験から、目的別の正しいトレーニングシューズの選び方を徹底的に解説します。特に、「ランニングシューズ」と「筋トレ用のシューズ」の違いに焦点を当て、なぜ使い分ける必要があるのかを科学的な視点からご説明します。

この記事を読めば、あなたは自分に最適な一足を見つけられるようになり、より安全で効果的なトレーニングライフをスタートできるはずです。

2. なぜトレーニング専用シューズが必要なのか?3つの理由

そもそも、なぜそこまでシューズにこだわる必要があるのでしょうか。その理由は、大きく3つあります。

理由1:ケガの予防|足元が不安定だと、膝や腰に負担がかかる

私たちの体は、地面に接している唯一の部分である「足裏」を土台として成り立っています。この土台がグラグラと不安定では、その上にある足首、膝、股関節、そして腰や背骨まで、全ての関節がバランスを取ろうとして不自然な力みを生んでしまいます。

例えば、不安定なシューズでスクワットを行うと、膝が内側に入ったり(ニーイン)、体が前後にぶれたりしやすくなります。このブレを補正しようとして、膝の靭帯や半月板、腰椎などに余計なストレスがかかり、痛みの原因となるのです。

静岡の温暖な気候の中、安倍川の河川敷をランニングするのと、ジムの硬い床の上で重いバーベルを担ぐのとでは、足元にかかる力の種類が全く異なります。それぞれの環境に適したシューズを選ぶことは、体を守るための最低限の装備なのです。

理由2:パフォーマンスの向上|力をロスなく地面に伝える

筋力トレーニング、特にスクワットやデッドリフトのようなフリーウェイト種目では、「地面を強く押す」ことで得られる反発力(床反力)を使って重りを持ち上げます。

この時、シューズのソールがフカフカで柔らかすぎるとどうなるでしょうか。せっかく生み出した力が、まるで砂浜の上でジャンプするようにソールに吸収されてしまい、効率よくバーベルに伝わりません。結果として、本来発揮できるはずの筋力を100%使えず、トレーニングの質が低下してしまうのです。

硬く、安定したソールのトレーニングシューズは、あなたの力をロスなく地面に伝え、バーベルを押し上げるための強固な土台となります。これにより、より重い重量を扱えるようになり、筋力アップのスピードも加速します。

理由3:モチベーションのアップ|お気に入りのギアでやる気を引き出す

これは精神的な側面ですが、非常に重要です。新しいウェアを買うとジムに行くのが楽しみになるように、「トレーニング専用」のお気に入りのシューズを持つことは、モチベーションを大きく向上させます。

「このシューズを履くと、なんだか強くなれた気がする」「デザインがかっこいいから、ジムに行くのが楽しみ」

そんなポジティブな気持ちは、トレーニングを継続する上で強力な武器になります。静岡の街を歩く普段使いのスニーカーとは別に、ジムでだけ履く「勝負シューズ」を用意することで、気持ちのスイッチを切り替え、トレーニングに集中しやすくなる効果もあるのです。

3. 目的別シューズの選び方|ランニング用とトレーニング用の決定的な違い

「トレーニングシューズが必要なのはわかった。でも、ランニングシューズと何が違うの?」
ここが最も重要なポイントです。この2つは、似ているようでいて、設計思想が全く異なります。

ランニングシューズの特徴:衝撃吸収と推進力

ランニングシューズは、着地時の衝撃から足や膝を守るための「クッション性(衝撃吸収性)」と、着地から蹴り出しまでをスムーズに行い、前への推進力を生み出すための「柔軟性」や「反発性」を最優先に設計されています。

そのため、ソールは厚く、柔らかい素材が使われることが多く、かかとからつま先にかけて高低差(ドロップ)がつけられているのが一般的です。これは、前進運動を効率化するための構造です。

トレーニングシューズ(ジム用)の特徴:安定性とグリップ力

一方、筋力トレーニング用のシューズは、前後だけでなく、横や斜めなど、あらゆる方向への動きや、その場での踏ん張りに対応する必要があります。求められるのは、以下の性能です。

  • 安定性:ソールは硬く、薄めで、地面をしっかりと捉えられるフラットな構造。これにより、足元がブレずに安定します。
  • グリップ力:ジムの床で滑らないよう、アウトソール(靴底)にはグリップ力の高い素材やパターンが採用されています。
  • 耐久性:ロープクライミングや左右へのステップなど、激しい動きによる摩擦に耐えるため、側面が補強されているモデルもあります。

「ランニングシューズで筋トレ」が危険な理由

この違いを理解すると、なぜランニングシューズでの筋トレが推奨されないのかが明確になります。

ランニングシューズの厚く柔らかいソールは、スクワットやデッドリフトの際に足元を不安定にし、バランスを崩す原因になります。体が沈み込むことでフォームが乱れ、前述の通りケガのリスクを高めます。

また、横方向への動き(サイドランジなど)に対しては、ランニングシューズの構造は非常に弱く、足がシューズの中でズレてしまい、捻挫などの原因にもなりかねません。

ランニングは「前へ」、筋トレは「その場で踏ん張る」。この根本的な目的の違いが、シューズの設計の違いに繋がっているのです。

4. 【深掘り解説】トレーニングの種類でシューズを使い分けるのが上級者への道

「トレーニングシューズ」と一括りにしましたが、実はトレーニングの内容によって、さらに最適なシューズは細分化されます。私たちのパーソナルジムでは、お客様の目標に応じて、より専門的なシューズをおすすめすることもあります。

スクワット・デッドリフトで使うべき「リフティングシューズ」とは?

もしあなたが、高重量のスクワットやデッドリフトに本格的に取り組みたいのであれば、「リフティングシューズ」という選択肢があります。

リフティングシューズの最大の特徴は、ヒール(かかと)部分が硬い素材で高く作られていることです。これにより、以下のメリットが生まれます。

  • 足首の柔軟性を補助:足首が硬い人でも、かかとが上がることで上体を起こしやすくなり、より深く、正しいフォームでしゃがむことができます。
  • 絶大な安定感:非常に硬いソールが、高重量でも全くブレない強固な土台を提供します。

まさに「重りを挙げるため」だけに特化したシューズです。パワーリフティングやウェイトリフティングの選手は、ほぼ全員がこのタイプのシューズを使用しています。ただし、汎用性は低く、ランニングやジャンプ系の運動には全く向いていません。

マシンや一般的な筋トレに最適な「オールラウンドなトレーニングシューズ」

ほとんどの方にとっては、まずこのタイプのシューズを1足持っておくのが良いでしょう。大手スポーツブランドが「トレーニング」や「ジム」といったカテゴリーで販売しているものがこれにあたります。

特徴は、フラットで硬めのソール、優れたグリップ力、そして適度な柔軟性を兼ね備えていることです。マシンを使ったトレーニング、ダンベルやケトルベルを使ったエクササイズ、自重トレーニングなど、ジムで行うほとんどの種目をそつなくこなせます。デザインも豊富なので、好みに合わせて選べるのも魅力です。

HIITやスタジオレッスンもするなら「クッション性と柔軟性」も重視

筋トレだけでなく、HIIT(高強度インターバルトレーニング)のようなジャンプや素早いステップを伴う運動や、スタジオのグループエクササイズにも参加する場合は、少しクッション性と柔軟性も考慮されたモデルが良いでしょう。

「クロストレーニングシューズ」と呼ばれるカテゴリーのものがこれに該当します。完全なフラットソールではなく、多少のクッション性を持たせつつ、横方向の動きへのサポート性も高いのが特徴です。筋トレでの安定性と、有酸素運動での快適性のバランスが取れたタイプと言えます。

5. 静岡市民必見!シューズ選びのチェックポイント

では、実際にシューズを買いに行く際、何を基準に選べば良いのでしょうか。

トレーナーが教える!試着時の5つのチェックポイント

  1. 必ず両足で履いて、立ってみる:片足だけではバランスがわかりません。必ず両足を入れ、少し歩いたり、軽くスクワットの動作をしたりしてフィット感を確認しましょう。
  2. 時間帯は足がむくむ午後に:足のサイズは、1日の中でも時間帯によって変化します。最もむくんでいる午後に試着することで、「買った時はちょうど良かったのに、トレーニングの後半できつくなる」という失敗を防げます。
  3. つま先に1cm程度の余裕を:指が全く動かないほどピッタリだと、踏ん張った時に指を痛める原因になります。つま先には1cm(指1本分)ほどの「捨て寸」があるのが理想です。
  4. かかとのフィット感を確認:かかとが浮いたり、カパカパしたりしないかを確認します。かかとがしっかり固定されることで、シューズ内での足のズレを防ぎ、安定性が増します。
  5. トレーニング用の靴下を持参する:普段履いている靴下と、トレーニング時に履くスポーツソックスでは厚みが異なります。必ず、実際に使用する靴下を持参して試着しましょう。

6. パーソナルジムだからできる、あなたに最適なシューズ選びのサポート

ここまでシューズ選びの重要性について解説してきましたが、「それでも自分一人で選ぶのは不安…」と感じる方もいらっしゃるでしょう。

それこそが、私たちパーソナルジムのトレーナーがお客様に提供できる価値の一つです。

私たちのジムでは、お客様のトレーニングの習熟度、目標、体の特徴(足首の硬さや扁平足など)、そして現在行っているトレーニング内容を全て把握しています。その上で、

「〇〇さんの場合、足首が少し硬いので、最初はヒールが少し高めのトレーニングシューズが良いかもしれませんね」
「これから高重量のスクワットに挑戦していくなら、次はリフティングシューズを検討するのもアリですよ」
「このブランドのこのモデルは、横幅が広めなので、〇〇さんの足に合いやすいと思います」

といった、極めてパーソナルなアドバイスが可能です。場合によっては、お客様と一緒にスポーツ用品店へ買い物に同行し、最適な一足を選ぶお手伝いをすることもあります。

これは、画一的なサービスを提供する大型フィットネスクラブでは難しい、お客様一人ひとりと深く向き合うパーソナルジムならではのサポートです。

7. まとめ:最高のパフォーマンスは、最高のシューズ選びから始まる

トレーニングにおけるシューズは、単なる「履物」ではありません。それは、あなたの体を守り、パフォーマンスを引き上げ、目標達成をサポートしてくれる、最も重要な「ギア」であり「パートナー」です。

ランニングシューズにはランニングの、トレーニングシューズにはトレーニングの役割があります。その違いを正しく理解し、目的に合った一足を選ぶことが、安全で効果的なフィットネスライフを送るための第一歩です。

この記事を参考に、ぜひあなただけの最高のパートナーを見つけてみてください。そして、もしシューズ選びやトレーニングのことで少しでも迷うことがあれば、いつでも私たち静岡のパーソナルトレーナーにご相談ください。

私たちは、あなたの足元から、理想の体作りを全力でサポートします。正しい知識と正しいギアで、トレーニングの効果を最大限に引き出しましょう。

投稿者プロフィール

yuki hayakawa
yuki hayakawa
MMTパーソナルジム静岡代表

【所有資格】
・メンタルトレーニングスペシャリスト
・心理カウンセリングスペシャリスト
・スポーツフードスペシャリスト
・マインドフルネスコンサルタント
・メンタルヘルススペシャリスト
・ファスティングスペシャリスト

【経歴】
・トレーナー歴24年
・2023ベストボディ静岡大会モデル部門ファイナリスト
・2024年ベストボディ静岡大会モデル部門6位

【詳細】
・スポーツクラブでのインストラクター歴14年
フィットネス部門のトップとして活動。ダイエット指導やボディメイク以外にも生活習慣病予防プログラム、介護予防指導、スタジオプログラム、スイミング指導の経験も豊富。

・パーソナルジムでの代表トレーナー歴10年
クライアントには弁護士、医師、歯科医師、看護師、税理士、企業の代表取締役など多数おり、50代マラソン全国ランキング3位の方の指導も行っている。

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