【完全ガイド】オンライン・パーソナルトレーニングはあなたに合う?メリット・デメリットを徹底解説

「理想の体を手に入れたいけど、ジムに通う時間がない…」
「家の近くに良いパーソナルジムがない…」
「人に見られながらトレーニングするのは、少し恥ずかしい…」

このような悩みを抱え、トレーニングへの第一歩を踏み出せずにいる方は、決して少なくありません。しかし、もしその悩みが、自宅にいながら解決できるとしたらどうでしょうか?

近年、テクノロジーの進化とともに急速に普及しているのが「オンライン・パーソナルトレーニング」です。

この記事では、新しいフィットネスの形として注目されるオンライン・パーソナルトレーニングについて、その全貌を徹底的に解説します。この記事を最後まで読めば、あなたがオンライン・パーソナルトレーニングを選ぶべきかどうかが明確になり、理想の体への最短ルートを見つけることができるはずです。

そもそも「オンライン・パーソナルトレーニング」とは?

オンライン・パーソナルトレーニングとは、その名の通り、インターネットを通じてトレーナーからマンツーマンの指導を受けるサービスのことです。

多くの場合、ZoomやGoogle Meetといったビデオ通話アプリを使用し、トレーナーが画面の向こう側からあなたの動きをリアルタイムでチェックします。まるで、あなたの自宅に専属トレーナーが出張してきてくれるような感覚です。

【主なサービス内容】

  • リアルタイム指導: 予約した時間にトレーナーとビデオ通話を繋ぎ、マンツーマンでトレーニングを行います。正しいフォームの指導、回数やセットの管理、そして何より「頑張りましょう!」という励ましの声が、あなたのモチベーションを支えます。
  • 食事指導: LINEや専用アプリを使い、毎日の食事内容を写真で報告。トレーナーから具体的なアドバイスをもらえます。「コンビニで選ぶならこっちのサラダチキン」「夕食の炭水化物を少し減らしてみましょう」など、ライフスタイルに合わせた指導が受けられます。
  • チャットサポート: トレーニング日以外でも、疑問や不安があればいつでもトレーナーに相談できるサービスです。「このトレーニングのやり方、合ってますか?」「飲み会が入ってしまったのですが、どうすれば?」といった質問に、プロが答えてくれます。

従来の店舗型パーソナルジムが「場所」を提供していたのに対し、オンライン・パーソナルは「時間と知識、そして繋がり」をどこにでも提供してくれる、まさに現代人のライフスタイルにフィットしたサービスと言えるでしょう。

メリットだらけ?オンライン・パーソナルトレーニングの絶大な5つの魅力

なぜ今、オンライン・パーソナルトレーニングがこれほどまでに支持されているのでしょうか。そこには、店舗型ジムにはない、数多くの魅力的なメリットが存在します。

メリット1:究極の時短!場所と時間の制約からの解放

オンライン最大のメリットは、何と言っても「移動時間ゼロ」であること。あなたの自宅が、トレーニングルームに早変わりします。

  • 往復の移動時間が不要: ジムまでの往復で30分〜1時間かかっていた時間が、丸ごと浮きます。その時間をトレーニング後のストレッチや、食事の準備に充てることができます。
  • ジムの営業時間に縛られない: 早朝や深夜など、店舗型ジムが閉まっている時間帯でも、トレーナーと都合が合えばトレーニングが可能です。子育て中のママが、子供を寝かしつけた後の22時からセッションを受ける、といったことも珍しくありません。
  • どこでもジムになる: 自宅はもちろん、出張先のホテル、帰省先の実家でも、インターネット環境さえあればトレーニングが可能です。ライフイベントに左右されず、継続的にプログラムを受けられます。

「忙しいから」を言い訳にできなくなるほどの利便性は、トレーニングを習慣化する上で最強の武器となります。

メリット2:驚きのコストパフォーマンス

「パーソナルジムは高い」というイメージをお持ちの方も多いでしょう。しかし、オンラインはその常識を覆す可能性があります。

一般的に、オンライン・パーソナルは店舗型に比べて料金がリーズナブルな傾向にあります。これは、ジム側が店舗の家賃や高額なマシンの維持費、光熱費といった固定費を大幅に削減できるため、その分を料金に還元できるからです。

【コスト比較のイメージ】

  • 店舗型ジム(都心部): 月8回 / 100,000円〜200,000円
  • オンラインジム: 月8回 / 40,000円〜80,000円

※上記はあくまで一例です。

さらに、交通費も一切かかりません。ジム用のオシャレなウェアやシューズを新調する必要もなく、極端に言えば、人に見られても構わない部屋着と裸足でトレーニングができてしまいます。トータルで見ると、そのコスト差は非常に大きいと言えるでしょう。

メリット3:人目を気にせず集中できる完全プライベート空間

「ジムで他の人のムキムキな姿を見ると気後れしてしまう…」
「汗だくの姿を人に見られたくない…」

このような理由でジム通いを躊躇していた方にとって、オンラインはまさに救世主です。自宅という完全なプライベート空間では、他人の目を一切気にする必要がありません。

  • 自分のペースで進められる: 周りを気にせず、分からないことはすぐに質問できます。「こんな初歩的なことを聞いたら恥ずかしいかも…」という心配は無用です。
  • すっぴん・部屋着でOK: トレーニングのためだけに化粧をしたり、着替えたりする必要がありません。思い立った瞬間に、すぐトレーニングを開始できます。
  • コンプレックスを気にしない: 体型に自信がない方でも、安心してトレーニングに集中できます。トレーナーと自分だけの空間で、体と向き合うことだけに専念できるのです。

この心理的なハードルの低さは、特に運動初心者の方にとって、継続の大きな後押しとなります。

メリット4:住んでいる場所に関係なく、全国の実力派トレーナーを選べる

これまでは、パーソナルトレーナーを選ぶ基準は「通える範囲にいるかどうか」が大きな制約でした。しかし、オンラインならその制約はなくなります。

  • 地方在住でもトップトレーナーの指導が受けられる: 東京や大阪にいる、メディアで活躍するような実績豊富なトレーナーの指導を、北海道や沖縄にいながら受けることができます。
  • 目的に合わせた専門家を探せる: 「ダイエット専門」「美尻メイクの達人」「コンテスト出場者育成のプロ」など、自分の目標達成に最も適した専門知識を持つトレーナーを、全国から探すことができます。
  • 相性を最優先できる: ジムの場所ではなく、純粋に「この人から教わりたい!」と思えるかどうか、そのトレーナーの指導方針や人柄といった「相性」を最優先して選ぶことが可能です。

最高の指導者との出会いは、トレーニングの成果を何倍にも高めてくれます。

メリット5:圧倒的な「継続しやすさ」

どんなに優れたトレーニングも、続けなければ意味がありません。オンライン・パーソナルは、「継続」を阻む多くの障壁を取り除いてくれます。

  • 「行く」という行為のハードルがない: 「今日は雨だからジムに行くのが面倒…」「仕事で疲れたから、もう外に出たくない…」といった言い訳が通用しません。PCやスマホの電源を入れるだけで始められる手軽さが、習慣化をサポートします。
  • 準備と片付けが楽: ウェアに着替えてトレーニングし、終わったらそのままシャワーを浴びるだけ。ジムバッグの準備や、汗をかいたウェアを持ち帰る手間もありません。

この「手軽さ」と「利便性」が掛け合わさることで、オンライン・パーソナルトレーニングは、多くの人にとって最も継続しやすいフィットネスの選択肢の一つとなっているのです。

知っておくべき真実。オンライン・パーソナルのデメリットと対策

もちろん、オンライン・パーソナルトレーニングは完璧なサービスではありません。メリットの裏側には、知っておくべきデメリットも存在します。しかし、それらの多くは、事前に対策を講じることで克服可能です。

デメリット1:トレーニング環境を自分で用意する必要がある

自宅がジムになるとはいえ、最低限の環境は自分で整える必要があります。

  • スペースの確保: 最低でもヨガマット1枚を広げ、手足を伸ばしても物にぶつからない程度のスペースが必要です。
  • 器具の準備: 自重トレーニングだけでも効果は出せますが、より高い効果を目指す場合、ダンベルやトレーニングチューブ、バランスボールなどの器具が必要になることがあります。

【対策】
✅ まずは「器具不要」のプランを選ぶ: 多くのオンラインジムでは、自重のみで完結するプログラムを用意しています。まずはそこから始め、物足りなくなったら器具を買い足すのがおすすめです。
✅ 体験トレーニングで確認する: 入会前に、どのような器具が必要になるか、どの程度のスペースが必要かをトレーナーに具体的に確認しましょう。
✅ 安価なものから揃える: トレーニングチューブなどは1,000円〜2,000円程度で購入できます。トレーナーにおすすめを聞いて、無駄のない投資をしましょう。

デメリット2:トレーナーによる物理的な補助(サポート)が受けられない

これはオンラインにおける最大の制約かもしれません。画面越しの指導では、物理的な接触ができないため、以下のような限界があります。

  • 高重量トレーニングの補助ができない: ベンチプレスやスクワットで限界まで追い込む際、トレーナーがバーベルを支えるといった安全確保のための補助(スポッティング)ができません。
  • フォームの微細な修正が難しい: 「肩甲骨をあと1cm寄せて」「骨盤の角度を指一本分だけ…」といった、手で触れて感覚を伝えるような細やかな指導は困難です。

【対策】
✅ 安全第一のプログラムを選ぶ: 信頼できるオンラインジムは、このデメリットを熟知しています。そのため、高重量を扱わず、自重や低重量でもしっかりと効果を出せる、安全性を最優先したメニューを組んでくれます。
✅ 複数のカメラアングルを活用する: トレーナーは、正面や側面など、様々な角度からフォームを見せてほしいと要求します。これにより、画面越しでもミリ単位のズレを的確に指摘し、修正することが可能です。
✅ 高重量を扱いたい場合は不向きと割り切る: もしあなたの目標が、パワーリフティングのように高重量を扱うことであるなら、オンラインよりも店舗型ジムの方が適しているかもしれません。正直に自分の目的と照らし合わせることが大切です。

デメリット3:通信環境に左右される

オンラインである以上、インターネットの通信環境は生命線です。

  • 映像や音声の乱れ: 通信が不安定だと、トレーナーの指示が聞き取れなかったり、自分のフォームを見てもらえなかったりして、トレーニングの質が著しく低下します。

【対策】
✅ 安定したWi-Fi環境を確保する: スマートフォンのテザリング機能などではなく、できるだけ安定した固定回線(光回線など)の使用を推奨します。ルーターの近くでトレーニングを行うなどの工夫も有効です。
✅ 体験トレーニングで必ずチェックする: 入会を決める前に、必ず体験トレーニングを受け、自宅の通信環境で問題なくサービスを受けられるかを確認しましょう。

デメリット4:モチベーションの維持に工夫が必要

店舗型ジムには、「ジムに行く」という行為そのものや、周りで頑張る人たちの存在が、モチベーションを刺激してくれる効果があります。オンラインでは、その効果が得にくい場合があります。

  • 強制力がない: 予約をキャンセルしたり、サボったりするハードルが低いと感じる人もいます。
  • 孤独感: 一人で黙々とトレーニングを続ける中で、孤独を感じてしまう可能性があります。

【対策】
✅ トレーナーとのコミュニケーションを密にする: トレーニング中の会話はもちろん、チャットサポートなどを積極的に活用し、トレーナーを「伴走者」として頼りましょう。日々の小さな成功や悩みを共有することが、モチベーション維持に繋がります。
✅ 予約を習慣化する: 「毎週火曜と金曜の20時」のように、生活のルーティンとしてトレーニングの時間を固定してしまうことで、強制力を持たせることができます。
✅ コミュニティ機能のあるサービスを選ぶ: ジムによっては、会員限定のオンラインコミュニティを用意している場合があります。同じ目標を持つ仲間と繋がることで、励まし合い、モチベーションを高めることができます。

【診断】あなたはどっち?オンライン・パーソナルが向いている人・向いていない人

さて、これまでのメリット・デメリットを踏まえ、あなたがどちらのタイプかチェックしてみましょう。

🟢 オンライン・パーソナルトレーニングが【向いている人】

  • 仕事や育児、介護などでとにかく時間がない人
  • 自宅の近くに通いたいと思えるジムがない、地方在住の人
  • ジムで他の会員の目を気にせず、自分のペースで集中したい人
  • できるだけコストを抑えて、質の高い指導を受けたい人
  • ある程度、自己管理ができ、自発的に目標に向かって努力できる人
  • 移動や準備の手間を究極まで省き、効率的に体を変えたい人

一つでも強く当てはまるなら、あなたはオンライン・パーソナルトレーニングで大きな成果を出せる可能性が高いでしょう。

🔴 オンライン・パーソナルトレーニングが【向いていない可能性がある人】

  • ベンチプレス100kgなど、高重量のフリーウェイトで物理的な補助を必要とする人
  • 「ジムに行く」という環境の変化で、トレーニングのスイッチを入れたいタイプの人
  • 自宅にトレーニングできる最低限のスペースや、安定した通信環境を確保できない人
  • ジム仲間と切磋琢磨したり、コミュニケーションを取ったりすることに価値を感じる人
  • トレーナーに手取り足取り、常に隣にいてほしいという強い依存心がある人

もしこちらに当てはまる場合は、無理にオンラインを選ぶよりも、店舗型ジムの方が満足度の高い結果を得られるかもしれません。

まとめ:最初の一歩は、あなたのスマホの中に

オンライン・パーソナルトレーニングは、時間、場所、コスト、人間関係といった、これまで多くの人がフィットネスを始める上で障壁と感じていた問題を解決する、画期的なサービスです。

もちろん、ご紹介したようにデメリットも存在しますが、その多くは正しい知識と対策によってカバーすることができます。大切なのは、メリットとデメリットの両方を正しく理解し、「自分のライフスタイルや性格、そして目標に合っているか?」を見極めることです。

幸いなことに、ほとんどのオンライン・パーソナルジムでは「無料カウンセリング」や「体験トレーニング」を実施しています。百聞は一見に如かず。もし少しでも興味が湧いたなら、まずは一度、その世界を体験してみてはいかがでしょうか。

あなたの理想の体への扉は、遠いジムにあるのではありません。今あなたが手にしているそのスマートフォンや、目の前のPCの中に、もう用意されているのですから。

投稿者プロフィール

yuki hayakawa
yuki hayakawa
MMTパーソナルジム静岡代表

【所有資格】
・メンタルトレーニングスペシャリスト
・心理カウンセリングスペシャリスト
・スポーツフードスペシャリスト
・マインドフルネスコンサルタント
・メンタルヘルススペシャリスト
・ファスティングスペシャリスト

【経歴】
・トレーナー歴24年
・2023ベストボディ静岡大会モデル部門ファイナリスト
・2024年ベストボディ静岡大会モデル部門6位

【詳細】
・スポーツクラブでのインストラクター歴14年
フィットネス部門のトップとして活動。ダイエット指導やボディメイク以外にも生活習慣病予防プログラム、介護予防指導、スタジオプログラム、スイミング指導の経験も豊富。

・パーソナルジムでの代表トレーナー歴10年
クライアントには弁護士、医師、歯科医師、看護師、税理士、企業の代表取締役など多数おり、50代マラソン全国ランキング3位の方の指導も行っている。